ストレスとハゲの関係とその具体的なメカニズム
過度のストレスは俗説的にも言われているように、抜け毛や薄毛の原因となります。
ストレスは「ハゲの4大原因」と言われることもあるように、男性ホルモンや遺伝、生活習慣に並ぶ要因とされています。
では具体的には、ストレスがどのように作用して、抜け毛などにつながってしまうのでしょうか?
ストレスと抜け毛のメカニズム
ストレスを受けると自律神経が緊張し、
その影響として血管が収縮してしまいます。
そうしますと、毛髪の成長にとって必要不可欠な栄養素が
毛細血管から受け取れなくなってしまい、
成長しきらないうちに抜け落ちてしまったり
ヘアサイクルが短縮化してしまいます。
また、ストレスを感じると
アドレナリンなどによって興奮状態になりますが、
これによって夜眠れなくなってしまいます。
毛髪というのは、22時~26時位が最も成長する
と言われていますから、その期間に睡眠を阻害されてしまうと、
更に薄毛につながってしまうのです。
また、詳しいメカニズム(作用機序)は分かっていませんが、
ストレスがホルモンバランスを変化させると言われています。
脱毛症の9割を占めると言われている男性型脱毛症(AGA)は、
男性ホルモンに由来する脱毛症ですので、
ストレスによって前頭部の後退や前髪の細毛化が
助長されている可能性は十分にあります。
ストレスとハゲと負のスパイラル
ストレスによって頭髪が薄くなってしまうと、
更に悩みが深くなってストレスが溜まってしまいます。
そうすると、毛根の活動を更に抑制してしまいますし、
円形脱毛症といったストレスに起因する症状を
併発してしまう恐れがあります。
こうなってしまうと、
「抜け毛対策をしよう」という気力さえも奪われてしまったり、
鬱のような傾向を示してしまうこともあるかもしれません。
ですからそういった負のスパイラルに入らないためにも、
日頃から自分に対してどのようなストレスがかかっているのか、
どうすれば対処できるのかを考えておく必要があります。
つまり、ストレスコントロールや
ストレスを溜めこまない気分の持ち方も、大事な「脱毛症対策」なのです。
ここでは、ストレスの解消法については触れませんが、
育毛剤などのお金をかけた脱毛症対策だけでなく、
日々の日常生活を通しての脱毛症対策も非常に重要である
という事を理解して欲しいです。
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2013年1月6日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:頭皮トラブルの症状と脱毛の原因