紫外線(UV)と薄毛の因果関係|キューティクルへの影響とは?

WS000439「紫外線(UV)は肌に悪い」という事で、女性限らず男性も対策されている方は結構いらっしゃいます。この紫外線、実は頭皮や毛根にとっても大きな害を与え、ハゲの原因となってしまうのです。

そこで今回は、紫外線と薄毛について解説したいと思います。

 

 

紫外線が毛髪や頭皮に与える影響

第一に、キューティクルに対して大きな影響を与えます。

 

キューティクルは毛髪を覆って、
保湿や外部接触から毛髪の内側を守るという作用がありますが、
死んでいる細胞なので一度ダメージを受けると再生することはありません。

 

そして紫外線を浴び続けると、
キューティクルは乾燥して剥がれ落ちてしまいます。

 

これによって、髪のツヤやコシがなくなってしまったり
パサついてしまいますし、
毛皮質(コルテックス)を直接守ることができなくなるため
切れ毛の原因となります。

 

第二に、頭皮に対して大きな影響を与えます。

 

キューティクルと同じように、
紫外線によって水分が奪われたり皮脂を酸化されてしまい、
髪が成長するための土台が壊れてしまいます。

 

赤くなって、炎症を起こしてしまうケースもあるでしょう。

 

最悪のケースですと、抜け毛どころか
皮膚がんに至ってしまうケースもありますので、
十分な紫外線対策が必要なのです。

 

紫外線は他にも、白内障や皮膚のしみ、しわなどを作り出す要因となります。

 

夏場は特に紫外線に注意

夏は海水浴のシーズンですし、日差しが強く紫外線の量も多いです。

また、レジャー活動やアウトドア活動など、
一日中外に出っぱなしという事も多いのが、夏です。

 

たとえ屋内にいたとしても、窓越しの日光を浴びると、
通常時の約半分程度の紫外線は浴びてしまうことになります。

 

また、「曇りの日は安全」と思われている方がいらっしゃるかもしれませんが、
曇でも通常時の80%程度の紫外線は降り注いでいると言われています。

 

ですから、日焼け止めクリーム、日傘、防止等は
外出の際には必須アイテムと言えるでしょう。

一般的に、「夏場から秋口にかけては抜け毛が多くなる」
と言われていますが、この原因としては、
ホルモンバランスの変化や交感神経の作用といった要因だけでなく、

夏に受けた紫外線の影響も大きいと言われています。

 

ですから、夏場は帽子を被るなどして、
対策しすぎるほど対策をするくらいがちょうどいいでしょう。

<参考記事>
秋口に抜け毛が増えるのは、夏の生活習慣のツケ?|季節性脱毛症の原因とは

 

 

注意点 程度な紫外線は育毛効果がある!?

※まだ仮説の段階のようなので、
こういうお話もあるという程度にとどめてください。

 

現段階では、紫外線(UV)は薄毛や抜け毛の原因となると言われています。

 

しかし一部の研究では、ミノキシジルを含んだ育毛剤を頭髪に塗って
紫外線を浴びせると、
血管内皮増殖因子(VEGF)が増えるという報告があります。

 

この血管内皮増殖因子(VEGF)は、
簡単に言うと毛乳頭への栄養を行き渡らせやすくする作用がありますが、
それが増えることによって育毛効果が促進される可能性があるのです。

 

もしかすると過度な紫外線はダメでも、
適度な紫外線は頭皮にとってプラスの作用をもたらすのかもしれません。

 

今後の研究に期待ですね。

 

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