アミノ酸系シャンプーの特徴と必要性|購入した方が、長期的には低コスト!?
アミノ酸系シャンプーというのは、洗浄機能を持つ界面活性剤が、アミノ酸系成分で作られたシャンプーのことです。
後ほど詳しく解説してしますが、高級アルコール系シャンプーとは異なり、低刺激で頭皮に非常に優しいのが特徴です。
当記事の流れ
・アミノ酸系シャンプーの役割と必要性
・アミノ酸系シャンプーの特徴
選択洗浄機能
低刺激
天然の保湿効果
・アミノ酸系シャンプーの弱点
洗浄力
洗い上がり、使用感
価格
・サイト主のヘアケアに対する考え方
アミノ酸系シャンプーの役割と必要性
薬局で市販されているような、高級アルコール系のシャンプーですと、洗浄力が強すぎて頭皮に大きな刺激を与えてしまったり、頭皮のタンパク質を溶かしてしまいます。
その結果、毛髪が十分に成長しなままに抜け落ちてしまったり、最悪の場合は毛根が死滅してしまったりします。
このような劣悪な頭皮環境では、髪が満足に成長できないのは当然ですし、脱毛症の進行を助長してしまいます。また、育毛剤を塗布しても逆効果になってしまう可能性があり、こういった状況改善する必要があるのです。
つまりアミノ酸系シャンプーの役割は、「頭皮環境を改善して、抜け毛を防止すること」と、「育毛剤が浸透しやすい、綺麗な頭皮を作ること」にあると言えます。
アミノ酸系シャンプーの特徴
選択洗浄機能がある
アミノ酸シャンプーには「選択洗浄機能」という素晴らしい性質があり、汚れや脂肪酸など頭皮に害をもたらす物質のみ洗浄し、毛髪の生育や頭皮の保湿などに必要な皮脂は頭皮に残しておく、という機能を持っています。
これによって、皮脂の分泌量を適切な水準にコントロールできるようになり、過剰分泌や頭皮の乾燥・フケといった症状を改善することができます。
刺激が少ない
人間の体を構成しているタンパク質というのは、20種類のアミノ酸から構成されています。
ですから、アミノ酸をメインの洗浄成分として使用しているアミノ酸系シャンプーは、ひとの頭皮や肌にとって非常に刺激が少なく、ダメージを与えることはまずありません。
また、アミノ酸は肌に馴染みますので、アトピーや敏感肌の方でも問題なく使用することができます。
天然の保湿機能がある
アミノ酸系成分には、髪のダメージ部分に吸着して浸透し、保湿するという素晴らしい働きがあります。
これによって、毛髪にツヤが出るようになりますし、頭皮が潤うことによって柔らかくなり、血行が良くなるというメリットもあります。
毛髪の成長にとって、毛根に栄養が届きやすい環境を作るということは非常に重要なので、アミノ酸系シャンプーを使用する大きな利点と言えます。
アミノ酸系シャンプーの弱点
洗浄力が弱い
前述のように、アミノ酸系シャンプーには「選択洗浄機能」がありますので、必要な皮脂はしっかりと残してくれます。
しかし、皮脂の分泌が過剰な方にとっては、洗浄力が弱いと感じられてしまう事が少なくないようです。ですので、2度洗いが必要になってしまうケースも多々あります(アミノ酸系シャンプーは低刺激なので、2度洗いする事自体には問題ありません。)。
ただ、アミノ酸系シャンプーを使用を継続しているうちに、皮脂の分泌量が適切な水準まで下がってくる可能性は十分にあります。
特に、それまで高級アルコール系シャンプーを使用されていたのであれば、そのようになる可能性は高いです。
洗い上がりが悪い
アミノ酸系シャンプーには、基本的には、シリコンといった合成添加物は含まれていませんので、洗い上がりに髪がすべすべになるといった事はありません。
ですので、アミノ酸の効果によって髪がしっとりとしてしまい、ボリューム感がなくなってしまったり、逆に髪がごわごわに感じられる事もあります。
これは、アミノ酸系シャンプーに添加物が含まれていない証拠でもあるのですが、高級アルコール系シャンプーになれた方にとっては、違和感を覚えるかもしれません。
ただ、「頭皮にやさしいシャンプー=使用感が良いシャンプーではない」という事は覚えておきましょう。
価格が高い
アミノ酸系シャンプーは、大量生産する事ができないため、価格が非常に高いです。
一般的に販売されているシャンプーの価格と比べて、5倍以上はコストがかかると思います。
スカルプシャンプーを断念される方のほとんどは、このデメリットのせいで「使用しないという選択」を選びます。
ただ、この考え方が本当に正しいかというのは、実は微妙です。
ある程度脱毛が進行し、髪の薄さが気になってきてからシャンプーや育毛剤を購入するよりも、前もって頭皮環境を整え脱毛対策をしておく方が、長い目で見て安くつく可能性があるためです。
どんな事でもそうですが、「予防」をしっかりしておく方が結局最も費用がかからない事が多く、「将来に対する保険として使用する」という考え方も重要なのではないかと思います。
ちなみに・・・
サイト主に関しても、「予防」という側面から育毛剤や育毛シャンプーを使用しています。サイト主はまだ20代ですし、薄毛や抜け毛がそこまで深刻な訳ではありません。
ただ、家系的にも髪質のタイプからしても、将来的に「危険」であることは確かです。
ですので、現段階から予防的にそういった製品を使用しているのです。毛根が比較的元気なうちにしっかり対策をすることで、毛根の活動が弱まってしまうのを効果的に防ぐことができますし、簡単に効果が得られやすいです。
逆に、毛根の活動が弱まっていたり、既に組織自体が死滅してしまっていると、そこから対策をするのは非常に困難です。育毛剤をしようしても、全く効果が見られないという場合も、少なくありません。
若い時にはお金があまりありませんので、購入し続けるのは大変だとは思いますが、「ハゲるよりはまし」なはずです。
ですから、将来のふさふさな髪の毛に対する投資だと思って、ヘアケアグッズを使用してみてはいかがでしょうか(宣伝臭い文章で、すいません)。
あわせてに読みたい関連記事
- ベタイン系シャンプーとは|特徴と購入に当たっての注意点
- 2度洗いは頭皮を痛める?|アミノ酸系シャンプーの洗浄力では、1度で皮脂汚れは落とせない?
- シャンプーの必要性と頻度|そもそも洗髪の目的ってなに?
- 石鹸系シャンプーの選び方と購入にあたっての注意点
- アミノ酸シャンプーのホントとウソ|4つの噂・俗説を検証しました!
- アミノ酸シャンプーを使っても髪は生えない。でも・・・
- シャンプーの種類と特徴|お使いのシャンプーは何系ですか?
2012年12月8日 | コメント/トラックバック(0) |